背骨が1個多い?!

腰痛に悩むAさんは、当院を訪れる前に整形外科でレントゲンを撮っていました。その際、医師から「腰椎(腰の背骨)の数が普通よりも1個多い」と言われたそうです。

腰椎とは腰部を構成する5個の背骨です。つまり、1個多いAさんは腰椎が6個あるということです。その逆に腰椎が4個しかないという人もおられます。そして、このような人は決して珍しくはありません。原因は腰椎の下にある仙椎(仙骨)にあります。発達(分化)過程において腰椎が仙椎にくっついてしまう場合と離れてしまう場合があります。それぞれ、腰椎の仙骨化・仙骨の腰椎化などと言ったりします。仙骨とくっついてしまうと1個少なく、離れると1個多い腰椎となります。

通常の腰椎の数は5個ですが、4個と6個ではどちらの方が腰痛になりやすいのでしょう?

答えは「どっちも」です。

4個であれば通常よりも可動域の狭い腰部となり、6個であれば不安定な腰部となります。そして、腰椎の数が通常と異なる場合、腰痛のリスクにはなりますが必ずしも痛みを発症するとは限りません。現にAさんは今まで(およそ40年間)腰痛とは無縁の生活をしてきました。そんなAさん曰く、「1個多いより1個少ない方が胴が短くなっていいな~」とのこと。

悲観的思考よりも前向き思考のほうが治療効果にもよい傾向となって現れます。きっとAさんは早々に腰痛を克服するでしょう。

院長 古川 聖