産前・産後でお悩みの方へ
更新日:7月31日
産前・産後にみられる症状の原因は? |
妊娠・出産は健康な女性であっても大きな負担がかかるものです。もちろん、病気ではありませんので体はそれに耐えられます。でも、腰椎や骨盤に“ゆがみ”や“ねじれ”があったら・・・腰痛などに悩まされる辛いマタニティライフになりますし、分娩や産後の状態に大きな影響を及ぼすことになります。
産前・産後の症状で多いのは骨盤周辺の痛みです。腰痛、股関節痛、恥骨痛、尾(てい)骨痛などを訴えて来院される方はとても多いです。これらの痛みには3つの原因があります。
1つめは力学的負荷、つまり体重です。臨月のお腹は胎児と羊水で5kgも重くなります。腹部の重さは腰部、骨盤、股関節、膝関節へのストレスとなります。数年かけて5kg増えたのではなく、わずか数か月での急激な体重増加は負荷以外のなにものでもありません。5kgのダンベルを腰に巻いて日常を過ごしているようなものなのです。
2つめは構造的負荷です。お腹の重さに耐えるために骨盤は前傾し腰の前カーブはより強くなります(反り腰)。股関節はつま先が外側を向く外旋位になります(ガニ股)。もしこの時に、腰椎にゆがみがあって腰を反らすことができない、または反り過ぎてしまう、股関節が開かない、などがあれば当然痛みなどの障害に直結してしまいます。
3つめは内分泌的負荷です。産道を確保するために妊娠後期にかけ骨盤にある関節(結合)は緩んできます。これは、子宮や卵巣から分泌されている【リラキシン】というホルモンのよる影響です。この緩みのおかげで赤ちゃんは広がった産道を通り抜けることが出来ます。しかし、分娩前の過度の緩みは不安定性を招き、骨盤関節へのダメージや骨盤周辺の筋肉への過緊張を生じさせてしまいます。
産前・産後のカイロ施術は? |
骨盤はホルモン【リラキシン】の影響で緩みとても不安定になっています。カイロ施術において考慮すべき点は2つあります。骨盤の緩みをいかに安定させるかという事と、腹部への圧迫は絶対に避けるという事です。
KIZUカイロプラクティック二子玉川では、妊娠中の方への治療には右図のようなクッションを使用します。この妊婦専用クッションを使用することで、うつ伏せになることができ、骨盤の緩みを安定させる施術を行うことが出来るのです。
カイロ施術でなにが変わる? |
産後はなるべく早めに骨盤矯正をすると良いと言われております。理由は先のホルモンが出ている(骨盤がゆるい)間に矯正をしようということなのでしょうが、産後1年以上経過してしまっていても骨盤のゆがみが矯正で治らないという事はありません。ただ、治りやすさという点では早めの治療が良いでしょう。ちなみに血液中のリラキシン濃度は産後急激に減少し、1ヶ月後には検出されなくなります。
産後の骨盤を検査すると通常の人には見られないゆがみが認められます。帝王切開で出産された方にはあまり見られませんので、これは分娩による影響かと思われます。複雑なゆがみは紐解いていくように一カ所ずつ正常に戻していきます。また、ゆるい骨盤は時間とともに固まっていくのですが、いつまでもゆるいままでしたら何かしら原因がありますのでそれを取り除きます。
産後は中腰・抱っこ・睡眠不足など育児に追われる日々を過ごします。もちろんそれは楽しい日々でもあるのですが、肉体的には妊娠中の運動不足も追い打ちをかけて症状が出現しやすくなってしまいます。妊娠中・授乳中の方は薬を飲むことが出来ません。薬を使わずに症状を治すカイロプラクティックは、まさに妊産婦さんのためにあると言っても過言ではありません。
マタニティケアについての詳細
産後のケアについての詳細
背中の調整をしてもらうとコリ、張りがスッと抜けるのにはびっくりしました。 |
産前産後の骨盤調整と肩こり腰痛でお悩みだったYMさん(39歳/会社員)
妊娠中に肩こり、背中の張りがひどくなり妊婦でも受けられる施術ということで通い始めました。背中の調整をしてもらうとコリ、張りがスッと抜けるのにはびっくりしました。ただの指圧も気持ち良いのですが、指圧はその場限りで楽にはなるもののあまり効果が長続きしませんでした。カイロは段々と体の歪みがとれてくるのか今では足を組むと違和感を感じるようになりました。小さい子供(1歳4か月)がいる身としては一緒に連れていけるキッズルームがあるのも助かっています。
※施術効果には個人差があります。
Kommentare