「カイロプラクティック」とは?

カイロプラクティックの由来

1895年の米国にて、手で背骨を矯正したところ難聴が治ったという出来事がありました。

この治療法を見つけたD.D.パーマー(1845-1913)は、ギリシャ語の「手」と「技」を意味する単語をつなげて、カイロ(手)プラクティック(技)と名付けました。

このような由来もあり、カイロプラクティックは、手を用いて人間の背骨をアジャストメント(矯正)することにより、その人の持つ治癒力を引き出し多様な症状を治すこと、と定義されます。

この治療法は、またたく間に全米に広がり、今では世界44ヶ国で医療として法制化を果たしております。

全国へ普及する「カイロプラクティック」

世界に広まったカイロプラクティックは一つの職業としてまとまるべく、1988年に世界カイロプラクティック連合(WFC)が発足しました。

1997年には世界保健機関(WHO)に非政府組織として加盟し、世界保健機関(WHO)はカイロプラクティックを補完代替医療と位置付けました。

2005年には、カイロプラクティックの基礎教育と安全性に関するWHOガイドラインが発行され、カイロプラクティックの教育について統一的な指針が出されています。

世界的に見れば、カイロプラクティックは信頼された医療であると言えます。

しかし、日本においては未だ法制化もままならない状況で、先のWHOガイドラインに則った教育基準を満たすカイロプラクター(カイロ施術者)は全国で800名程度となっております。